HN(ハンドルネーム):ファルモルビシン
1968年(昭和43年) 5月生まれ
本籍地:北海道/現住所:千葉県
血液型:A型/肝臓のみB型(笑)


2004年12月、36歳にして癌の宣告を受けました。
正式な病名は『肝細胞癌』、いわゆる肝臓癌です。
(病理検査の結果は、バリバリの進行癌!StageVでした。)

三大疾病の一つと言われ、誰もが一番なりたくない病、
そして確実に「死」を連想させるHEAVYな病、癌。
30代半ばにして、私はものの見事にくらってしまったのです!

しかし、くよくよしていても何も始まらない、
なってしまったものは仕方が無いのです。
私は癌という病気と真っ向う向き合い、ある時は共存し、
またある時は闘い・・・、そうやって生きていかねばなりません。

どこまでできるか分かりませんが、
「この貴重な経験を皆様の何かの参考になれば・・・」と思い
『肝臓病』・『癌』をテーマにサイトを立ち上げました。


このサイトは以下のコンテンツで構成しております。
コンテンツ 内   容
My Life 肝細胞癌の原因となったB型肝炎の発症と治療、
癌の告知〜癌摘出手術を終えるまでの過程を記録したもの。
Dark Side 手術後の闘病や今後起こりうる再発、その後の肉体・精神状態を記録したもの。
また、リレー・フォー・ライフを通じての出会いと別れの記録。
番外編 Another Life : 「金ちゃん物語」 医療従事者から送られたノンフィクション闘病記。
Brave New World 癌を完全克服し、その後を記録するもの。

私が死亡する直前まで、できるだけ可能な限りサイトを運営したいと考えています。


個人が運営するホームページですので不適切な表現や医学的に間違った所見があるかと思います。
そこら辺は、ご了承下さい。(^^;

HCC SURVIVOR ファルモルビシン





年月 病歴に関する経緯・内容
1968年5月 母子感染によるB型肝炎キャリアとして誕生する。
1992年2月 健康診断にて慢性B型肝炎と診断される。
4月 慢性B型肝炎治療の為入院。
肝生検、インターフェロンにて治療。 ウルソ服用。
9月 慢性B型肝炎悪化の為入院。(ニ度目の入院)
強力ネオミノファーゲンC投与による治療。
1994年9月 慢性B型肝炎治療の為入院。(三度目の入院)
肝生検、インターフェロンにて治療。→強烈な副作用(自殺企図)により治療は失敗に終る。
2002年2月 通院は続けるものの画期的な治療方法が無く、以後2年間通院を放棄する。
2004年9月 別件で病院を訪れ、久しぶりに肝臓を診察。→腫瘍発見。
12月 「肝腫瘍」という病名で検査入院。(四度目の入院)→「肝細胞癌」の告知を受ける。
腫瘍の場所はS2、大きさは5cm弱。 慢性B型肝炎による肝細胞癌と診断される。
カテーテルにて抗癌剤ファルモルビシン + リピオドールを直接肝臓内腫瘍に投与し塞栓。
一時退院。
2005年1月 肝切除手術の為、外科に入院。(五度目の入院)
肝機能悪化の為、手術延期となる。
2月 肝切除手術。
左葉(肝臓の約半分)を摘出。 逆T字型(約71cm・70針)の傷を腹に刻む。
術後1ヶ月半で退院。
3月 病理検査の報告を受ける。
病理はStageV。 残った肝臓の状態は、肝硬変一歩手前のF3。
「再発の確率は極めて高い」と告知を受ける。
2006年5月 慢性B型肝炎が悪化する。数値の変動が始まり肝機能が安定しない。
再発の確率(可能性)が高まる。
8月 ストレスにより十二指腸潰瘍になる。(四度目)
2007年2月 慢性B型肝炎治療薬 エンテカビル「バラクルード」を服用。
絶大な効果を得られる。→ウィルス量が激減し、以後肝機能が安定。
2009年3月 肝細胞癌StageVを一応克服。
外科医(執刀医)より「前の腫瘍からの再発は、100%限りなくゼロに近い」と診断。
但し、「新しい癌ができる確率は相当高い」と告知を受ける。
2010年2月 術後、無再発で5年を経過。
以後現在に至るまで経過観察中。
(2011年5月時点)




※ HN(ハンドルネーム)ファルモルビシンの由来

  ファルモルビシンとは、私が肝臓癌摘出手術を行うまでの一ヶ月の間、癌の進行を食い止めるべく
  肝臓に直接ブチ込んだ抗癌剤の名前。
  肝細胞癌専門の抗癌剤が無い事から、癌に広く適用されるファルモルビシンでの治療を行いました。
  抗癌剤ファルモルビシンは手術までの間、私を延命させた言わば「救世主」。
  そんな抗癌剤の名前にあやかって、このHNを名乗る事にしました。(笑)


※ HCC SURVIVORの意味

  HCC : 肝細胞癌(Hepatocellular carcinoma)のこと。
  SURVIVOR : 直訳すると「生存者」という意味。
  米国では「癌を克服した者」や、「現在も癌と闘っている者」を総称して「サバイバー」と呼ぶ.。
  「HCC SURVIVOR」とは私が勝手に作った造語です。 要するに「肝臓癌サバイバー」って事です。(笑)








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