DS-16  リレー・フォー・ライフ


【 やったぞ、 リレー・フォー・ライフ! 】 − 2006.09 中旬 −

2006年9月2(土) 12:00〜 リレー・フォー・ライフ(RFL)が茨城県つくば市で行われました。
日本初となります。
癌患者・それに関係する人々にとって本当に充実した一日となりました。

当日の模様は、新聞や個人のブログ等で多数取り上げられていますので、今更ながら
ココで語る必要もありませんが、私が活動している「がん患者支援プロジェクト」(CPSP)のHPに
報告ページをUPしましたので、ご覧になられていない方は是非覗いてみて下さいネ♪

          
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自分として一番感動したというか、印象深かったのは「サバイバーズ・ウォーク」でした。
始まる前は、「セレモニーとして歩けばいいんでしょ?」的な感じで捉えていましたが、
実際やってみて、「一体、サバイバーは何人いるんだ!?」というぐらいかなりの多人数!
「癌患者が明るく元気に練り歩く・・・。」 異様な光景というか、不思議な感じがしました・・・。
圧巻とも感じましたが、トラックを半周する辺りで、妙に勇気が湧いてきたというか、
これから先、どんな苦難が待ち受けようが、
「必ず乗り越えられる!!」という希望を抱く様に
なったのです!
トラックを一周し、サバイバーズ・ウォークを終了した頃には、感極まって泣き出す女性スタッフも・・・。
それだけサバイバーにとっては感動的な瞬間だったのです。
元気に歩く皆の姿を見て、誰が癌患者と思おうか!???
「サイバイバーズ・ウォーク」で、私は『希望の光を見た感じがしました。

「SURVIVOR」(サバイバー)とは、普通に訳すと「生存者」という意味ですが、
RFLでは、「癌と戦って生き延びた者」、または「今現在辛い治療を行い癌と戦っている者」を
総称してこの様に呼びます。
私は今まで「癌患者」と呼ばれるより、「SURVIVOR」(サバイバー)と呼ばれる方が何となく
カッコ良いなぁ〜。。。等と単純且つ幼稚な発想でこの呼び方を気に入っていましたが、
実際に「サバイバーズ・ウォーク」を体験してみて、初めてその言葉の重み・真意を
実感したのでした。

もしかしたら、この感動は、一般参加者よりも強いものではないか???
少なくとも「がん患者支援プロジェクト」(CPSP)のスタッフならば皆、
その様に感じているのではないだろうか??? ・・・と思います。
CPSPのスタッフとして、RFL開催までの道のりは非常に困難極まるものでした。
「リレー・フォー・ライフ」という名前を使う場合、アメリカ対がん協会(ACS)の許可無くしては
実施できません。RFLを日本で行う際、その窓口となるのが日本対がん協会(JCS)でした。
財団法人であるこの団体と協力してRFLをやっていく事になったのですが、
お互いのRFLに対する想いや見解の相違等がぶつかり合い正直、うまく事が運んだという
感じではありませんでした。
予算はJCSが出してくれたので立派な会場で行う事ができました。
「仏作って魂入れず」という言葉がありますが、
まさに「魂」はCPSPが入れたのだ!と思っています。
RFLが終了して、多くの参加者の方から「2回目も楽しみにしています!」、「ありがとう!」という
ねぎらいの言葉がCPSPのスタッフに寄せられ大変嬉しく感じました。
頂戴した多くの「感謝の言葉」は、決して金の為にやる仕事・業務上のものではなく、
「誰の為でもない!自分達の為にRFLをやるんだ!!」という精神を貫いた証だとも言えます。
苦難を乗り越え実現した念願のRFL・・・。
そのオープニング一発目である催し物が「サバイバーズ・ウォーク」であった・・・。
そう言った背景も踏まえ より一層、感動を増幅させたのだと改めて実感しました。

やって良かった!

シュウさんはじめ、CPSPスタッフ全員に感謝です!


皮肉な話ですが、もし自分が癌になっていなかったら、
この様な感動的な経験をする事は まず無かったでしょうね。。。(笑)

 ※不適切に思える表現があったかと思いますが、あくまでも個人的な感想です。ご了承下さい。





【 RFL、それぞれのエピソード 】 − 2006.10 中旬 −

2006年10月4日(水)8時35分〜9時25分 NHKにて
生活ほっとモーニング『つなごう!命のリレー』
が放映されました。
そう、9月につくばで実施したリレー・フォー・ライフJapan 2006の模様が放送されるのでした!

でも、その日は平日である事から、仕事で残念ながら見る事ができませんでした・・・(汗)
CPSP HPの掲示板では、「皆さん、是非ご覧下さい!(^^)/」・・・だなんてレスしたものの、
言い出しぺの本人が見てないとは何事ゾ!?(汗)
・・・というわけで、友人にDVD録画をお願いしたのでした♪

・・・で、その日(放送日)仕事を終えて家に帰り、いつもの様にCPSPの掲示板を覗いて見ると・・・
ナ、ナント!もの凄い反響!!!(@@)
メインの掲示板で7ページ分、「放送見ました!」というレスが殺到していました。。。
その数、47スレッド・・・、、、凄い!TVの力って凄い・・・(汗)
まとめて「皆さんありがとう〜(^^)/」ってレスを付けようかと思いましたが、それはやめました。
レスをくれた殆どの人がCPSPのHPに初めて来られ、その内容は、番組のご意見・ご感想は
勿論の事、ご自身の熱い想いを書かれた内容だったからです。。。
「ヨシ!やるか!」と気合入れて一人一人にコメントを付ける事にしました。

・・・休ます ズ〜っと ひたすらレスを付けましたが、3時間余りもかかってしまいました(^^;
実は私には、この肝細胞癌サイトや CPSPのHP以外にも趣味のHPを持っており、
アチラはアチラで盛り上がる事があり、レスの数も結構ある方なのですが、
そこなんかとは比べ物にならない程の圧倒的なレスの数でした・・・(汗)
私のネット人生で、こんなに長時間レスを付け続けたのは初めてです(笑)
でも、レスを付ける事で次回のRFLに一人でも多く参加してくれれば・・・という想いがあったので
3時間やって悔いナシ!って感じでした。逆に有意義な時間でした♪(^^)
まぁ、私がSTAFFとしてできる事はHP管理ぐらいなもんですからね・・・(^^;
レスを付け終わり、振り返って考えてみると、本当にRFLをやって良かった・・・と思います。

CPSPのHPの1日あたりのHIT数は、RFLを実施する前は 300〜400HITぐらいで変動していました。
RFLが終わり 1ヶ月が過ぎたあたりでHIT数は最低で109HITにまで落ちました。
しかし、10月4日の放送日のHIT数は、3,221HIT!!
次の日も870HITと、これだけ見ても番組の反響が如何に凄いものだったか!
という事がお分かりになると思います♪

後日、友人からDVDを受け取り見る事ができました♪
「素晴らしい!」の一言です。
この様な番組を製作してくれたNHKさんには本当に感謝したいです♪
ただ単にRFLというイベントをやった・・・という感じの流れで番組を制作したというものではなく、
番組に「魂」が込められている!そんな感じがしました。
編集スタッフの方は、CPSPの活動をRFLを行う以前より立ち会って記録を取られていた事もあり、
それだけCPSPの内情や、苦労等も十分ご理解された上で番組を製作されました。
そのお陰で番組の内容は、非常に有難い限りの出来栄えとなっていたのです!

シュウさんをはじめ、MOMOさん、ヒデ&ポッコさん、おーちゃんが、番組に出演され、
番組の内容としては、それぞれRFLにかける想いやエピソードが満載でとても感動する内容でした。
中でも 大阪在住のおーちゃんは印象深かった・・・というか、私が知らない面が多く
「そうだったのかぁ〜」という想いで見ていました。
1月に奥様を亡くされ、RFLに望む・・・。いわゆる患者家族としての強い想い・・・。
そういった事は患者側の立場であった私からでは 今まで想像もつかず、
とても考えさせられる内容となっていたのでした。
思えば、自分が癌患者になってからというもの、自分の事しか考えていなかった・・・という事です。
「小さくても良いから大阪でRFLをやりたい!」という彼の熱意を強く感じました。
第1回目は「つくば」→第2回目は「関東のどこか」+「大阪」で実施・・・。
・・・で、この「大阪」でやるという事がポイントになると思います。
関東以外の地域で実施したのを皮切りに、それに習って次の年には、他の地域でも火が付き
一気に日本全国展開!・・・という図式が考えられるのです。
おーちゃんは、RFLを全国に広める いわばキーパーソンなのだと実感しました♪
(おーちゃんのブログです!是非ご覧下さい。→「
がんについて一緒に考えよう!」)

番組を見終わってもう一つ考えた事があります。
それは、
CPSP STAFFの一人一人にRFLのエピソードがあるんだ!という事なのです。
それぞれ患者の立場、家族の立場、ボランティアの立場・・・と立場は違えど、
皆一人一人にRFLにかける想いや、そこまでのストーリー・経緯(いきさつ)があるんだ!と。
番組に出演されなかった ヒロさん、ほりきんさん、Sumitoさん、Lazyさん、MMさん、はるちさん、
雨のち晴れさん、seimamaさん、+-0さん、おかぴ君、蓮さん、バグースさん、indyさん、
家族の一人さん、☆よこよこさん☆、キョウコさん、寺岡さん、ニコさん、
他、書ききれない程沢山のSTAFF一人一人にエピソードがあり、どの人を取り上げたとしても
きっと素晴らしい番組ができたのではないでしょうか!?・・・と感じています。

えっ???私???(^^;
私は番組向きな人間では無いので、取り上げても視聴率が落ちるのでNGですね!(笑)
MOMOさんの相方さんの様にモザイクをかけてもらわなきゃ!(爆)

てなワケで、これからもRFLの発展を祈り、自分なりに がんばっていこうと思います♪(^^)





【 胆嚢の会2 】 − 2006.10 下旬 −

本当に絶好調な日々が続いています。
術後1年8ヶ月余りが過ぎ、今のところお陰様で絶好調なのです。
一時期 肝機能が悪化したりもしましたが、その後状態は落ち着き
前回の腹部エコーでは、再発のサの字も見付からず異常ナシ!
血液検査も以下の通りです。

検査項目 基準値 検査結果
総タンパク 6.5〜8.5 7.3
アルブミン 3.9〜4.9 4.5
A/G比 1.1〜2.0 1.6
尿素窒素 8〜20 17
クレアチニン 0.6〜1.1 0.8
尿酸 3.0〜7.5 4.8
ナトリウム 135〜145 143
クロール 99〜110 106
カリウム 3.5〜5.0 4.6
グルコース 65〜110 107
総ビリルビン 0.2〜1.3 0.4
直接ビリルビン 0.0〜0.3 0.1
AST 13〜33 22
ALT 8〜42 29
LDH 119〜229 182
ALP 115〜359 192
γ-GTP 12-〜61 14
Ch-E 3600〜7600 7209
AMY 38〜118 62
総コレステロール 150〜219 172
中性脂肪 30〜149 60
血算
   WBC 4.0〜8.0 6.0
   RBC 4.10〜5.30 4.52
   Hgb 14.0〜18.0 14.9
   Hct 40.0〜48.0 44.5
   MCV 84.0〜99.0 98.4
   MCH 30.0〜38.0 33.0
   MCHC 32.0〜36.0 33.6
   PLT 150〜400 162

全て基準値で優秀な成績でしたので、ワケの分からない数値も含めて全て記載してみました。
この中で 私が真っ先に見る項目は、肝機能の数値である「AST」と「ALT」です。
(AST・ALTは、以前 GOT・GPTと呼ばれていました。)
先ずココを見て肝機能が正常かどうか?を判断します。
次に「グルコース」。コレが高いと糖尿病・・・(汗)
以前、引っかかっただけに要注意です!
ある意味、私にしては肝機能より引っかかったらショックな数値です。
ラーメンを自粛しなければならなくなるし・・・(^^;

・・・という事で血液検査は全て基準値内で完璧!
本当に癌患者なのだろうか???・・・って感じです。(笑)

健康なところで、「胆嚢の会」の話をします。
以前も記録しましたが、外科に入院している時の患者仲間と 1〜2ヶ月おきに
飲み会を行っております。
未だにです!コレって結構凄いことかなぁ〜と感じています♪
私は肝細胞癌ですが、他の皆さんは胆石を摘出する為に入院・手術された方達ばかりです。

私と皆さんの病気は違えど、共通する点は、胆嚢を取ってしまった・・・という事です。
なので、この集まりを「胆嚢の会」と呼んでいます。
決して摘出した胆嚢を偲んで・・・という意味でも何でもなく、
毎回、たわいも無い話で盛り上がるだけの飲み会だったりします。
私を含め、メンバーは5人。様々な職業の方達の集まりなので、話をしていて自分が知らない
色んな発見があり、とても楽しいです♪

今月の胆嚢の会の集合(待ち合わせ)場所は、JR有楽町駅の前にあるビックカメラでした。
ちょっとだけ早めに到着した私は、店内を何の目的もなくボ〜っと徘徊し ヒマを潰していました。
すると、スターウォーズDVDセットの大々的な販売企画が目に飛び込んできました。
と、同時に店内放送が流れました。。。
店員:「これからスターウォーズDVDセット発売記念としまして あの、ダースベイダー、
あの、ベイダー卿がビックカメラに来店します!皆さん、お楽しみに!」

如何にもありがちな企画だな・・・と、思わず「フッ・・・」と軽く噴き出してしまいました。
とりあえず、ダースベイダーが来るとされる正面入り口に行き、人だかりを押しのけて
前方の見える位置に陣取ってベイダー卿の到着を待っていました。
「おぉ!」っと周りから少し笑い混じりのどよめきがあり、「来たか!?」と横を見てみると
ストーム・トゥルーパー(帝国軍の白い兵隊)が数名、歩いてやってきました!(笑)
思わず笑ってしまいました!
店員:「ベイダー卿は、デス・スターが遅れている為、少しばかり到着が遅れております!
しばらくお待ち下さい!」

とアナウンスが入りました。。。
「う〜〜〜ん、デス・スターって乗り物じゃないから遅れる事はないんだけど・・・」と思いながら
色んなポーズを取ってベイダー卿 到着まで一生懸命 間を繋いでいるケナゲな白い兵士達を
写メしていました。(笑)
でも、ベイダー卿到着まで、本当に長い時間 待たされたのでした・・・(−−;

店員:「皆さん、大変長らくお待たせしました!!!
ベイダー卿のご到着です!!!!!粗相の無い様にお願いします!」

とアナウンスが入り、期待に胸を弾ませながらどこから来るのか?と辺りを見回してみると
駅の方の路地から歩いてやってきました・・・。
待たせたわりには、登場がかなり貧祖・・・(−−;  
しかも、背が小さい・・・(−−;
映画上では、ダースベイダーの身長は 2Mあり体は大きな筈・・・、、、
でも思い切り日本人です・・・と言わんばかりの背格好でした。。。
<まぁ、コレばかりは仕方が無いですね。。。(笑)

あまりにも くだらないかもしれませんが、
その時 写メで撮った画像をUPしますので見て下さい。
結構 笑えるかもしれませんよ。(^^;

        
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・・・という事で、この後、いつも通り「胆嚢の会」でバカ騒ぎしました。。。
話がもの凄く脱線しまくりでしたね。(^^;



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