DS-17 其々の・・・ 【 生きザマ... 】 − 2006.11 中旬 − 『生きザマ...』 これは、がん患者支援プロジェクト(CPSP)のスタッフである蓮さんのブログ 「泥の中で咲く蓮の花のように」にあるフレーズです。 ご存知の方も多いと思いますが、蓮さんは長い間癌と闘ってこられているサバイバーであり、 横浜を中心として活動する「CaRAVAN」というバンドのボーカリストです。 CPSPではこれまで「プレRFL」や 「RFLJAPAN2006」でもライブをされ、 多くの方々に勇気と感動を与えられました。 蓮さんを取り巻く CaRAVANのバンマス バグースさんや、バンドのメンバーの皆さんをはじめ、 蓮さんの会社の同僚であるLazyさん、ご友人の方々、皆さん気さくな方達ばかりで 非常に良い仲間内だなぁ・・・と感じています。 蓮さんのブログを拝見してから、この「生きザマ...」という言葉が非常に気になっていました。 私もサバイバーですので、「生きる様=生きザマ」という言葉には何かグッ・・・と胸にくるもの、 引き付けられる様なものがあったのだと思います。 浅はかにモノを言うと「生き様」という言葉自体、カッコイイ感じがします。 「俺の生き様を見よ!」みたいな。。。(笑) しかし、蓮さんの「生きザマ...」とはその様な見せかけのモノでは無く、本物! 素直にカッコ良く感じるのです。 11/12(日)横浜の某所でCaRAVANのライブがあったので行ってきました。 ライブで自ら「私は音楽でしか表現できない人間なので・・・」と語られていましたが、 幾つもの修羅場をくぐられてきた彼女の言葉と歌には無条件で納得できる何かを感じました。 私なんかのコメントでは軽く受け取られてしまうかもしれません。 一瞬かもしれませんが、ライブを通じて彼女の「生きザマ」を見させてもらった様な気がします。 ライブが終わり 帰りの車中、丁度ベイブリッジの上を超高速でぶっ飛ばしている中、 「自分の生きザマ...とは何か?」を ずっと考えていました。。。 まぁ、そう簡単に答えが出るワケではありませんが・・・。(^^; またCaRAVANのライブに行きたいな!!(^^)
【 四度目の正直 】 − 2006.11 中旬 − NHKで放送されたリレー・フォー・ライフの特番の後、がん患者支援プロジェクト(CPSP)の スタッフ登録者が急増しました。 9月のRFLを行った時点でのスタッフの数は 70名弱でしたが、現時点では120名弱に急増して いるのです。 流石NHK! ・・・イヤ、これは製作者が素晴らしいのだと思います♪ 癌患者・患者家族の立場に立ってストーリーを構成された点が、多くの視聴者の心に響いたのだと 思います。 次回のRFL開催は大阪! 以前D-16で紹介した お−ちゃんが、関西版RFLの準備を着々と進めているのです♪ 時期によって関東の何処かでも行う予定ですが、色々と方向性を決めなければならない事から、 CPSPに古くからいるメンバー達数名で打ち合わせを行いました。 打ち合わせの内容うんぬんは置いておくとして、 今回はスタッフの中に「ほりきんさん」という方がいますのでご紹介致します。 プレRFL、RFLJAPAN2006においてステージ上で司会をされ、ご存知の方も多いと思います。 バイタリティー溢れる彼の姿を見て、いつも私は 「この人、凄げぇ〜〜〜なぁ〜!」と 感じておりました。 彼は肺癌サバイバーであり、病期としてはStage4(末期)と告知されていました。 肺に2箇所 腫瘍があり、話によると一つは鎖骨を囲い込む程強烈に進行されていたとの事です。(汗) 医師からは「手術不可能・・・」と診断されており、癌末期患者として「いよいよか・・・」という 段階であったのかと想像します。。。 セカンドオピニオン、サードオピニオンを行うものの、それぞれ名の通った医師からの診断は 全て「手術不可能・・・」という事でした。 しかし、彼は諦めませんでした。 4人目の医師(フォースオピニオン)にて ナント、「簡単にできますよ!」と診断されたのです。 そして9時間にも及ぶ超大手術を決行され、生還されたのです!!! RFLの時に手術の跡を見せてもらいましたが、私なんかの比では無い程の大きな傷跡でした・・・。 それは かなりの修羅場をくぐられたという証でもありました。 現時点で肺癌患者暦は6年余り、術後4年弱との事で、一般的に言われる5年という節目を 迎えられた時に、お祝いとして好物のウイスキーとブランデーを解禁したい!と語られておりました。 (シュウさんから「あれ?この前、ウイスキー飲んでいましたよね?」と すかさずツッコミが入りましたが、正確に言うとブランデーは未だだそうです。笑 ) もし、私がほりきんさんの立場であったらどうであっただろうか??? 多分、セカンド、サードオピニオンの時点で諦めていた事でしょう・・・。 最後まで諦めてはいけない!という事がいかに大切であるか・・・という事を ほりきんさんの元気な姿を見る度に、私は いつも再認識させられるのでした。 「一人の医師を信用するのも良いけれど、多くの医師から色んな意見を聞いてみた方が良い!」 これは 彼の貴重な経験から人にアドバイスをされる際に常々言われている事だそうです。 一人で悩みこんでいても、癌という病なだけに、どうにもならない事が多いのも事実・・・。 しかし、この様に最後まで諦めずにBESTな治療方法を探し続けるという事 (この場合はオピニオンの数を増やすという事)で命が救われたという事も事実としてあるのです。 再発を控える身の私にとって、同じ癌患者のご意見・アドバイスは今後の参考として 大いに役立っております。 ありがたい事です♪(^^) 【 嫌な予感・・・ 】 − 2006.12 中旬 − 今から3年前、会社の健康診断で「リウマチ反応」(RF)がひっかかり、 そしてその一年後、リウマチに加え「糖尿病」(血糖値)がひっかかりました。 急いでリウマチ・糖尿病の専門医の所に駆け込み、診察を受けました。 そして、その「ついで」として2年間サボっていた肝炎の診察を受けたところ、 肝細胞癌が見つかった・・・という何ともお粗末な結果を迎えてしまったのです。 病院での診察の結果、「リウマチ」は全く異常ナシ! 「糖尿」は、糖尿病予備軍でダイエットにより緩和するという事でした。 肝細胞癌を摘出した年(癌を取り除いた後)の健康診断では、2年連続でひっかかっていた リウマチ反応は消え、血糖値も正常値になりました。 リウマチも糖尿も、私に肝細胞癌を知らせる為の『虫の知らせ』ではなかろうか? ・・・と自分なりに解釈していました。 そして先日、会社の健康診断(11月実施)の結果が返ってきました。 12月上旬に毎月病院で行っている血液検査でGPTが84と少し高かったので、 多分、数値が少し高めに出ているかな?ぐらいに予想していました。 また、昨年から3キロも太ってしまった事もあって血糖値が基準値を少しオーバーしてしまい もしかして血糖値もひっかかっているのではないだろうか?とも思っていました。 健康診断の結果表を見てみると、ア然・・・。 「リウマチ反応」(RF)が基準値を遥かに超え、「要精密検査」と記載されているのでした。(汗) どういう事だろう・・・??? 2年前の診察で リウマチの専門医には、全く異常が無いと言われている事ですので リウマチでは無いと思います・・・。症状も全くありませんし。。。 まさか、癌が再発しているんじゃないだろうなぁ〜〜〜!? と直感的に感じてしまいました。 何の医学的根拠もありませんが、私の場合、癌ができたらリウマチ反応の数値が上昇する様な 体質だとか・・・???<おもいっきり勝手な推測ですが・・・(^^; これは一体、どういう事なのでしょうか??? 血糖値上昇は、理屈的に理解ができるものの、このリウマチ反応は 正直、意味不明です! 過去のリウマチ反応・血糖値の上昇を『虫の知らせ』であったと解釈していた私にとって、 何の言われもないこのリウマチ野郎は、「再発の知らせか?」と思い、 非常に嫌な予感がするのです・・・。(−−; 来月、新年一発目の通院で、腹部超音波検査(エコー)を入れています。 いずれにせよ、それで再発しているかどうかが分かるでしょう。 今年一年 絶好調でありましたが、このリウマチ野郎のお陰で、 嫌な気分で年を越さなければなりません。(−−; 私の愛読書 「肝臓癌の全てがわかる本」によると、肝細胞癌の再発率は、 外科的治療(肝臓の切除)を行った3年以内に、その30〜50%が再発し、 5年後には70〜80%が再発すると記載されています。 来年の2月で肝細胞癌摘出手術から3年目になります。 再発する・しない うんぬんに関しては、来年が一つのヤマ場であろうと考えています。 ハァ〜〜、しかし、このリウマチ反応って、ワケわかんねぇ〜〜〜!(><) 気分が晴れません。。。 でも、これから忘年会シーズン突入だし、しばらくの間 忘れちゃおう!(笑)
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