DS-33  四年生存


【 丸4年 】 − 2009.2 上旬 −

歳をとったのだろうか・・・???
<そりゃ、とっているのでしょうけど・・・(笑)
誰もが感じる事なのですが、歳をとると本当に月日が経つのが早く感じます・・・。

癌になって一年、二年と経過した時期は、「まだ一年か・・・」、「まだ二年なのか・・・」と
ため息をついていましたが、何だかんだで本日(2/2)術後丸四年が経過しました。
この日は私にとって年間で普段よりも癌の事・健康の事をより深く考え、
また、周りの皆さんにより深く感謝する・・・という日になっています。

健康第一。
心底そう思います。。。

仕事でポカやらかしたって、金が無くなったって、他、生きていく上で多くの失敗をしたとしても
健康でさえあれば、たいがいの事は何度だってやり直しがきく。
しかし健康を損なってしまえば、あらゆる事にストップをかけねばなりません。。。
この事は4年前に学びました。
それは今でも忘れていません。一生の教訓となっています。

36歳で癌を切除し4年が経過・・・、現在私は40歳になります。
自分では若い、若い、と思っていましたが、完全にオヤジの域に達しました。(^^;
でも、術後生まれ変わったと思っている自分にとって、今日(2/2)は第二の誕生日。。。
呆れる程のポジティブさを出すならば、まだたったの4歳!(笑)

人生まだまだこれからだったりします♪
健康さえ維持できれば、元気で生き延びる事ができるのであれば、
まだまだ色んな事を経験できる!
健康を謳歌している今、第二の人生を楽しんでいる・・・という感じがします♪

健康に感謝!
そして周囲で支えて下さる皆様に改めて感謝致します。

いつも有難うございます。








【 命の薬 】 − 2009.3 上旬 −


私の持病は肝細胞癌ですが、その根底にある原因はB型肝炎という病です。
このB型肝炎は一生治らないにせよ、如何にして封じ込めるか!?によって、
癌の再発のタイミングを失わせるという事が、今の治療方法(再発予防)となっています。
癌が再発するしないは、B型肝炎ウイルス「HBV」を叩いてナンボとなるのです!
現在、最も効果的な治療方法がバラクルード(エンテカビル)の服用によるものです。
毎日必ず1錠飲まなければならない(服用を勝手に中止すると肝炎が悪化する)この薬は、
1錠あたり1,000円もするのですが、驚く程効果はテキメンです!
飲み始めてから2年が経過していますが、その間肝機能は常に正常値を保っています。
一度も肝機能の数値(AST・ALT)が基準値を超えた事はありません。
正にB型肝炎ウイルスHBVを叩きまくっている!という感じがします♪

このHPをご覧になられる方の中で、Yahoo!やGoogle等の検索エンジンより
「バラクルード」とか「バラクルード 副作用」等と検索してココのページにHITする方が
多数いらっしゃいます。
一度飲んでしまったら飲み続けなければならない事、
もしくは飲まれる前に副作用を気にされるキャリアの方達において
さぞかし不安がつのる事だと思います。。。
私も飲む前はそうでした。。。(^^;
でも、バラクルード常用者である今の私からは、
「迷わずこの薬を飲む事をお勧めします!」と言わせて頂きます!(^^)/
1錠あたり1,000円もするバカ高い薬ですが、肝硬変・肝細胞癌にならないためにも
飲めばこの薬の絶大な効果・恩恵を得られる事でしょう!
現在の健康保険3割負担で換算すると、1錠あたり300円となりますので、
1日あたりたったコーヒー1杯分程度の投資額で健康体を手に入れられるのですから、
考え様によっては安いもんだったりします♪
例えがどっかのインチキ商法みたいな感じですが、薬の効果は間違いありません。(笑)


以前、この薬を飲む前は、肝炎ウイルスを叩く抗体を如何にして自分の体内に作り出し、
ウイルスを叩くか・・・、様するにセロコンバージョンさせて・・・という事に焦点を当てた
治療となっていましたが、バラクルードを服用してからは、確実にしかも容易にHBVを
叩く事ができるため、私にとってセロコンバージョンの概念は無用のものとなりました。
バラクルード服用以前、セロコンバージョンをし喜んでいた時期もありましたが、
バラクルードを飲み続け肝機能が正常化している今、それはどうでも良い話となったのです。
私の場合、セロコンバージョンしても抗体の量は最高で93%であり、
100%になるという事はありませんでした。
その間、ウイルス量増加の変動もあり、抗体は70%台・80%台・・・と不安定でした。
毎月の検査・診察時にチマチマと抗体のパーセンテージばかり気にしており、
抗体のパーセンテージが下がってしまった時には少し凹んでしまう事もありました。(^^;
・・・で、前回の検査結果は、抗体の量は35%とかなり激減。。。
しかし逆に、「HBVは検出せず」という状態です。
要するに、バラクルード服用によってB型肝炎ウイルスを徹底的に叩いている事で、
ウイルス量は検出不能な程、限りなく激減している・・・という事なのです。
大切な抗体が激減しようともウィルスが少なくなれば、結果オーライなのです♪♪♪
医師の適正な指導のもと、バラクルードの服用で絶大な効果を継続・維持できるのであれば、
セロコンバージョンをしなくても全く問題はありません。

今は完全にB型肝炎ウイルスHBVを封じ込め、癌の再発予防にも繋がっています。
この薬は私にとって「命の薬」となっている事に間違いはありません♪(^^)







【 新生活 】 − 2009.3 下旬 −


諸事情により引越しをしました。
新居へ入居するしたその日より即座にネットをできる手はずを整えていたのですが
マンションまでの光配線経路の不具合により、ネットができる環境になるまで2週間も
延期させられてしまいました。
引越しを機に電話も光電話に契約を移行したので、電話も2週間ナシの状態・・・。
思わぬ誤算でした・・・。(−−;
言うまでも無く、ネットが無い暮らしはかなり不便を感じました。
ネット無しでは生きていけない体になっているという事をつくづく実感しました。(^^;

引っ越した先は同じ千葉県内ですが、毎月通っている病院まで車で10分もかからず
通院が非常に楽になりました。
非常に住み易い綺麗な街です。
前の場所には12年間も住んでいたことから、環境が変わり気分もリフレッシュされ、
毎日の生活が今まで以上に楽しくなりました。
それに加えて体調・肝機能共、すごぶる良好!
ささいな事ですが、健康って本当に有り難いものだ・・・とつくづく実感しています。

そんな矢先の事・・・
引越しを終えて1週後の事です。謎の高熱(単なる風邪なんですけど)に襲われてしまいました。
38度5分の高熱が続き、インフルエンザの可能性もあるので家の近くにある清潔で良さげな
クリニック(内科)に診察に行きました。
初診なので、先ず初めに問診票を書くわけですが、そこには持病を書く欄があります。
私は正直に『慢性B型肝炎』、肝細胞癌』と記入しました。
診察の際、医師は風邪なんかより、そちらの具合や現在の治療の事ばかり質問してきました。
50歳過ぎぐらいのベテラン風の医師でしたが、聴診器を当てる際、私の腹の傷を見て
「若いのに苦労されているね〜・・・。大変だったでしょう・・・。」
ねぎらい???の言葉を掛けてくれました。(^^;
こういう事は私にとってよくある事なのですが、もう慣れっこだったりします。(笑)
インフルエンザの検査結果は陰性との事でしたが、「潜伏期間かもしれない・・・」と言われ
とりあえず普通の解熱剤と風邪薬を処方してくれました。

会社も休んで家でず〜っと寝ていたのですが、困った事に一向に熱は下がりません。。。(汗)
解熱剤を飲んだ後、しばらくして熱を測ってみると37度5分ぐらいまで下がっているのですが、
またしばらくして熱を測ると38度5分まで熱が跳ね上がるのです!
何度もこれの繰り返しでした・・・。(−−;
いつもなら熱が出ても1日ぐらいで治まる筈なのに今回のはちょっと重症な気がしてきました。
もしかしたらインフルエンザなのかな???と。。。

2日ぐらい高熱が下がらなかったので、もしかしてインフルエンザではないか?と思い
23:00頃、かかりつけの病院の救急外来に駆け込みました。
結構混んでいました。。。待つこと30分、診察室に呼ばれました。
診察してくれた医師は、疲れきっている無愛想な若い女医でした。。。
愛想も無く小声で、しかも坦々とイロイロと質問され、その態度を見ているだけでムカムカと
きましたが、ここは大人らしくこちらも坦々と答えてやりとりをしました。
内容はというと、いつ頃からか?熱は何度あるのか?今何の薬を飲んでいるのか?等、
受付で書いた問診票の事をそのまんま再度言っているだけでした。無駄な時間でした。。。
医師の質問が終わり、ベッドに寝かされて聴診器を当てられました。
聴診器を当てながら、女医は私の腹の傷を気にしないふりをしながらも気にしている様でした。
胸の聴診器が終わり、お腹をまんべんなく押されました。

若い女医:「痛いところはありませんか?」
私:「ありません。」

非常に坦々としていました・・・。
・・・で、最後にさりげなく

若い女医:「この手術の跡は何ですか?」

と聞いてきました。

私:「肝臓癌です。」
若い女医:「・・・肝臓癌、、、わかりました。」

ベッドから降り、「いつ手術しましたか?」とか「脾臓は取っていますか?」(取っていません)等、
イロイロと質問してきたので、この病院には毎月通っている・・・という事を告げ、
そこで改めて私の分厚いカルテをまじまじと見てくれました・・・。
てか、最初から見て欲しいなって感じでしたけど。。。

う〜ん、どうも風邪じゃなく、そっちの方向に話がいくなぁ〜。。。
若い医師からしたら私はBIGな患者なのだろうか???(爆)

インフルエンザの可能性もあるとの事ですが、今のインフルエンザは耐性がついていて
薬が効きにくくなっているとの事・・・。
薬を出しても良いが、効くかどうかはワカラナイと言われました。
一応、インフルエンザの検査を行い診察が終了しました。
もしインフルエンザならば、効くかどうかワカラナイという薬を処方してもらう事にしました。
検査結果待ちの間、ベッドで横になっていると、肺炎の可能性もあるという事で
いきなりレントゲン検査が入りました。(汗)
レントゲンも終え、ベッドで待たされていましたが、隣のベッドに赤ちゃんが2人程いて
ダブルで泣き叫んでいた事から全く眠れませんでした。まぁ、こればかりは仕方が無いです。。。

検査結果が出たので女医が私のところまで来ました。
インフルエンザの検査結果は陰性、レントゲンにも異常ナシとの事。

私:「インフルエンザでは無いという事は、寝ていれば治るって事ですかね?」(笑)
若い女医:「いや、ちょっとそれはワカラナイです。。。」
!?ワカラナイ???
若い女医:「熱の原因がどこからのものなのかが特定できないですから。喉も腫れていますね?」
私:「昨日より腫れています。何か良くする薬はありますか?」
若い女医:「まぁ抗生剤出してもいいんですけど・・・」
私:「それ飲んだら治りますかね???」
若い女医:「ワカラナイです・・・」
!???ハァ〜?( ̄▽ ̄|||) ??ワカラナイだぁ?????
若い女医:「抗生剤出してもいいんですけどね・・・どうしますか?」
どうしますか?って・・・(−−;
私:「じゃぁ、いらないです。様子見てみます。」
心の中では、「いらねぇ〜よ、んなもん!ヽ(#`Д´)ノ┌┛自力で治したるっ!!」って感じでした。
若い女医:「脾臓は取ってないですよねぇ???」
私:「取ってません!」
取ってねぇ〜って言ってんだろー!ヾ(*`Д´)ノ 何、脾臓に引っかかっているんだっ!?
脾臓が無かったら心当たりでもあるんだろうけど、俺には関係ないっつーの!(笑)

若い女医:「来週の月曜日まで熱が下がらない様であれば問題なのでまた来て下さい。」
私:「ありがとうございました。」

という事で病院を出ました。。。

何だったんだろう、一体。。。(´Д`;)
まぁインフルエンザの疑いが晴れただけでも良かったかな・・・。
家に帰りついたのは夜中の2:00、熱は38度5分。。。かなり疲れた・・・”_| ̄|○”ハァハァハァ

こんな感じで新生活がドタバタとスタートしましたが、何だかんだ言って幸せに生活できています♪
風邪は大事にしていれば、時間が解決してくれます! いずれ治るでしょう♪(^^)
でも、大事にしても治らないのは癌です。
再発せず大人しくしてくれている事が、今自分が幸せと感じている最も大きな要因なのでしょうね♪

本当に有り難いことです。







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