DS-07  社会復帰


【 職場復帰 】 − 2005.03 中旬 −

2005年3月中旬、職場復帰致しました。
肝臓に腫瘍が見つかり、検査入院 → 癌の告知 → 抗癌剤治療 → 手術 → 退院を経て、
3ヶ月ぶりに会社に行きました。
この時の体重は78kg。MAX時より16kg減です。
会社の皆さんは、「痩せたなぁ〜・・・」と驚いていましたが、
糖尿病予備軍と糖尿病の境目、いや、厳密に言うならば、糖尿病になっていると診断された時、
専門医からは、標準体重の66kgまでにしなさい・・・と言われていましたので、
3ヶ月で16kg減少ではありますが、目標値にはまだまだといった感じです!
現在(11月下旬)は、72kgで21kg減となっています。
再発も怖いですが、リバウンドも怖い!(笑)・・・という事で、せっかく痩せれた事ですし、
無理しない程度にダイエットを継続しています。
糖尿の方に再度診察にかかりました。
私に糖尿病を宣告した専門医は退任され、新しい先生になっていましたが、
血液検査の結果、血糖値は標準となっていました。
まぁ、癌で入院・手術して痩せれたのが功を奏して、糖尿の具合が改善されたのです!(笑)
医師も驚いておりました。
「ゆっくりでいいですから、標準体重にして下さい。」と言われました。
このまま、無理の無いダイエットを続けていけば、私の場合、糖尿の方は心配しなくても良いと
感じました。 まぁ、その分、癌の事を注意しなくてはいけなくなりましたが・・・(汗)

話を当時の模様に戻しますが、会社の人で私の入院理由を知っている人は少ないです。
特に、
「私は癌でした!」などと公表する気はなく、「何の病気だったの!?」と聞かれない限り、
言わない事にしております。
癌だと知っているのは、上司と親しい先輩と同僚のみです。
私が肝炎で肝臓を悪くしている事を知っている人は多いのですが、
まさか癌になったなどというのは知る由もなし・・・という事なのでした。
別に隠すつもりはもうとうありませんが、会社復帰した初日に親しくしている先輩や同僚ら3名に
「何で入院したの?」と聞かれ、何のためらいもなく正直に「癌でした。」とアッサリ告げると、
かなり退いてしまいました・・・。(−−;
なので、むやみやたらに言って人を不快にさせる必要もないかなぁ〜・・・と思いました。

職場復帰して嬉しかった事は、会社の皆さんが快く向かい入れてくれた事でした。
また、仕事の得意先の方も、全快祝い的な感じで向かえてくれた事がとても有り難かったです。
昔、癌になったらもう終わりだ・・・というメージを持っており、
職場復帰なぞ「奇跡の復活劇」みたいな感じで捉えていました。
しかし、実際には3ヶ月で職場復帰できた・・・という事です♪
人はそう簡単には死なないものだ!と身をもって証明した感じですね。(笑)

「健康を第一優先にしなさい。」と上司から言われました。本当に有り難い事です。
単純に企業側の立場から考えてみた場合、「癌患者=もう使えない」となるでしょう。
クビにするまでは行かないものの、厳しく過酷な状況に追いやり退職せざるを得ない状態にする
会社もあるかと思います。。。
B型肝炎が発覚した新入社員の時から、会社には色々と配慮して頂いているので、
感謝せねばなりません。
自分の体には、まだ癌が残っています。
再発した場合、再度、職場の人達に迷惑をかける事でしょう・・・。
出世とか、そんなのはもうどうでも良いです!
元気なうちに、ひた向きに がんばる!ただ そうするしかないと考えています。

まぁ、出世できる人間ではありませんが・・・(^^; 





【 蛙(カエル) 】 − 2005.06 中旬 −

「蛙になった気分だ・・・。」
何をいきなりアホな事言い出すのかというと、
天気を予測できるようになりました!(@@)
<また薬のせいで頭がイカレているわけではありません!(笑)
激痛では全く無いのですが、湿度が高くなると腹の傷が、『ギュ・・・』と締まるというか、
つっぱるというか・・・、上手く表現できないのですが、何か釈然としないのです。。。
術後、外科で入院していた時に担当医にこう言われました・・・

担当医C:「時々、お腹の傷がピリピリする事があるかと思います。
お腹の神経は縦に入っていてるのですが、開腹する際にその神経を横から切りましたので、
切った神経の先が繋がろうとして、少しチクチクするような感覚になります。」

私:「それは、俗に言う 『古傷が痛む!』・・・ってな感じなんでしょうかね?」(笑)
担当医C:「う〜ん、まぁ、それに近いでしょうか・・・。」(笑)
私:「あ、でも全然、古傷ではないですね!(汗) まぁ、仕方が無いです。。。
これは慣れるしかないのですよね?」

担当医C:「そうですね、慣れて頂くしか無いです・・・。
特に湿気が多い日に、、少しですがチクチク痛む事があります。」


・・・との事でした。。。
それがこの「何か釈然としない」という感じなのでした!(汗)
医者が言うように、本当に湿気が多いと思われる日に腹の傷が釈然としなくなります。。。
そして腹の傷が「ギュ・・・」と食い込む様な感じになり、

「腹、痛ぇ〜なぁ・・・、何だか雨が降りそうだな・・・」
と思ったら、高確率で雨が降るのです!
驚くべき事に、殆ど100%に近い確率なのです!!(笑)
でも最悪な事に、梅雨の時期は、ず〜っと腹が釈然としてませんでした・・・。(−−;

雨を予測できる・・・。
何だか、蛙になったような感じなのです!!!

まぁ、だから何だと言ったわけでは無く、ただ それだけなんですけどね・・・。(汗)





【 衣替え 】 − 2005.06 中旬 −

衣替えをしなければなりません。
季節の変わり目という理由だけではなく、かなり痩せたので服が全てブカブカになりました。
まぁ、これは太っていた者にとっては、かなり嬉しい叫びなのですが、
今まで着ていた服が半端なくデカい・・・、恐ろしい程デカすぎなのでした。。。
ズボンを履いた時に唖然としたのでした・・・。
履いた状態で、ウエストはかなり余裕がありすぎるのです!(汗)
こぶしを縦にして2つ程入る余裕があるのです・・・。
こぶしを横向きに入れてではないのです、縦方向に入れてなのです!(汗)

思えば体は非常に軽い!
何十年ぶりでしょうか? 10数年前の状態、20代半ばの頃の体型になったのですから、
そう感じるのは当たり前です。。。

「これは、もう太れないな・・・、糖尿予備軍でもあるし、リバウンドしたら洒落にならんな!」
という事で太らない、いや、「太れない状況」を作ろう!と決意したのでした。。。
何か良い手はないだろうか・・・?

・・・と考えた末、自分が出した結論は、高い服を買う!という事でした。
体がデカかった時は、サイズが無かったという事もありましたが、
ユニクロ等でLLサイズを安い値段で買って着ていました。(笑)
服なんて何でもいいや〜ってな感じで。。。
これからは、少しだけ高めの服を買う様にしたのです。
高いと言っても、一着数十万円もするようなものは、一介のサラリーマンである私には
現実問題買えるわけでは無ないので、少し値段が高めかな?・・・と感じる服を選んで
買うようにしたのでした。
まぁ、お洒落な人から見たら当たり前かもしれませんが、今まで安い服ばかり買っていた私は
最初、結構な勇気がいりました・・・。(^^;

お金は手術前にまとまった額を口座に入れていました。
当初、一泊5万ぐらいの個室しか空かないだろう・・・と言われ、財形を崩して用意していたのですが、
結局、入ったのは大部屋(4人部屋)でしたので、その分、使わない金がありました。
服は全て買い換えるわけですし、これを機会に、自分をこれ以上太れない状態に
追い込むという事で、惜しみなく今までより細めの服を買いまくりました!(笑)
「太って着れなくなったらもったいないだろっ!」・・・という状況に追い込む・・・。
これが今も食事療法に次ぐ、私のダイエット法の一つになっているのです!
健康の為にも、もう太れません!
以前より、少しだけお金はかかりますが、これは健康への投資にも繋がるものと考えています。

でも、調子こきすぎました・・・。最近、資金の底が見えてきましたね。。。(^^;



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